さわかみファンド研究室

さわかみファンドを購入した感想や、月次レポート・保有銘柄等の分析をしていきます。長期投資の真髄を学んでいきましょう。
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 ポートフォリオの組み替えが進んでいます。金融危機前と比べて、組入銘柄数は半分近く減りました。次の上昇相場に向けて自信のある企業に集中しているのでしょう。最近では、商船三井に大きな額を振り向けていました。組入比率ではトップになっています。現在、さわかみファンドが最も自信のある企業なのでしょう。海運業は景気が良くなって物流が活発になると、業績も伸びて株価も上昇します。現在は不景気ですから、当然業績も株価も低迷しています。今後経済力を増すであろう資源国や新興国と関連の深い事業だと思います。今のうちにたくさん買って応援しようということでしょう。逆に、医療費抑制を掲げる民主党関連銘柄と言われる後発医薬品の沢井製薬は売っていました。人気が出ている企業は株価も高く応援の必要もないので、とりあえずお譲りしておこうといったところでしょうか。人気のあるところから人気のないところへ。値幅を抜こうという目先の欲を捨てれば、投資はどんどん簡単で気楽なものになっていくようです。


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 だんだんと株価も戻り足を速めてきているようです。上位組入銘柄であるコマツやSUMCOは大きく上昇しています。しっかりと買ってきていましたから、ファンド資産の増大にも一役かってくれているでしょう。ファンドはもうすぐ創立10周年だそうです。記念の年を前にして大きな暴落に見舞われましたが、慣れればなんということはないと思います。今回の暴落経験こそが、今後も長期投資をおこなっていく上で、最大の財産になると思います。


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 今回の金融危機による暴落の前後を振り返ってみますと、ファンドの基準価格が2万円を超えたときに、運用報告書で澤上さんの感謝のお言葉が掲載されていたと思います。逆に株式市場が低迷してファンドの基準価格が1万円を下回ったとき、澤上さんはお詫びの言葉を掲載されていました。これはファンドの購入を行う上で参考にすべき、隠れたメッセージと捉えることもできると思います。

 つまり、運用がうまくいっている時というのは、株式市場も堅調に推移しており、従って購入者が手に入れるファンド保有企業の価格も高いということです。ファンドの買付も慎重に抑制的に行っていくべき時期だったのでしょう。逆に、運用がうまくいっておらず「申し訳ない気持ちでいっぱいです」という陳謝の言葉が入った時というのは、積極的に買うべき時期であったと思います。長年の経験をもとに投資を行ってきたにも関わらず、予想が大外れになって保有企業が安く売られてしまったわけですから、ファンドも絶好の安値に放置されていたと思います。現に、この時期にスポット購入で普段より一層ファンド購入を進めた方は、ご機嫌な投資になっているはずです。

 運用報告書での澤上さんのメッセージからは、真の買い時と抑制的であるべき時の判断ができるように思います。もっとも、澤上さんから謝罪が入る程の安値買いのチャンスが、今後訪れるかどうかは分からないのですが。ともあれ、投資で確実に損する方法は明らかです。うまくいっている時にやってきて、うまくいかなくなった時に逃げだせばいいのです。こういった行動をとる方が大事にしているお金は、この人たちが合理的と考える行動によってどんどん無くなっていくもののようです。


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 ようやく株価も戻ってきていますが、運用の方は相変わらず全開でポートフォリオの調整をしているようです。5月29日の運用状況と6月30日の運用状況を比較してみると、この1ヶ月間だけでも組入銘柄数は214から202に減少しています。戻りが大きかった銘柄には、保有株式数を減らしているものも見受けられました。

 また一方で、大きく買いを入れている銘柄もあります。今回、6月30日の運用状況で組入銘柄のトップに立った企業は、5月29日から300万株増加という大きな買い物になっていました。さわかみファンドのファンド仲間は、現在、国会で渦中の御兄弟の大きな株仲間ということになった模様です。他にも、3位の企業にも大きな買いが入っていますし、6位、7位の企業も大きく買増しされています。6位の企業は7位の企業と事業内容が重複する部分があり、この事業は高収益なのですが、専業である分、6位の企業の方が景気回復時の業績の伸びも大きいのではないかと予想されます。どんな企業に資金が投入されているのかを見ると、さわかみファンドが思い描いている未来も見えてきそうです。


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 2009年4月30日の運用状況で、ファンドマネージャーの練りに練った一手と考えられる動きがありました。大きく買増しされている17位の企業です。すぐに企業名を書くのも何ですので、興味のある方は調べてみるとよいと思います。その分野で最先端の技術を誇り、最も革新的な製品を生み出しています。近い将来、介護の現場やビルの内部で、この企業の製品と出会う日がくるかもしれません。

 組入銘柄数は徐々に減少しています。次の上昇局面に備えて、一般の企業と同じく事業の選択と集中を進めているのでしょう。どういった形で実を結ぶか、将来が楽しみです。


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