さわかみファンド研究室

さわかみファンドを購入した感想や、月次レポート・保有銘柄等の分析をしていきます。長期投資の真髄を学んでいきましょう。
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 ようやく株価も戻ってきていますが、運用の方は相変わらず全開でポートフォリオの調整をしているようです。5月29日の運用状況と6月30日の運用状況を比較してみると、この1ヶ月間だけでも組入銘柄数は214から202に減少しています。戻りが大きかった銘柄には、保有株式数を減らしているものも見受けられました。

 また一方で、大きく買いを入れている銘柄もあります。今回、6月30日の運用状況で組入銘柄のトップに立った企業は、5月29日から300万株増加という大きな買い物になっていました。さわかみファンドのファンド仲間は、現在、国会で渦中の御兄弟の大きな株仲間ということになった模様です。他にも、3位の企業にも大きな買いが入っていますし、6位、7位の企業も大きく買増しされています。6位の企業は7位の企業と事業内容が重複する部分があり、この事業は高収益なのですが、専業である分、6位の企業の方が景気回復時の業績の伸びも大きいのではないかと予想されます。どんな企業に資金が投入されているのかを見ると、さわかみファンドが思い描いている未来も見えてきそうです。


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 2009年4月30日の運用状況で、ファンドマネージャーの練りに練った一手と考えられる動きがありました。大きく買増しされている17位の企業です。すぐに企業名を書くのも何ですので、興味のある方は調べてみるとよいと思います。その分野で最先端の技術を誇り、最も革新的な製品を生み出しています。近い将来、介護の現場やビルの内部で、この企業の製品と出会う日がくるかもしれません。

 組入銘柄数は徐々に減少しています。次の上昇局面に備えて、一般の企業と同じく事業の選択と集中を進めているのでしょう。どういった形で実を結ぶか、将来が楽しみです。


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 激しい株価下落に見舞われています。頭の良さそうな人たちが、危機を煽り立てています。逃げだしたい気持ちになることもあります。澤上さんは最近のレポートで、こんな時は5年先に飛んでみようということを仰っています。危機はいつまでも続きません。今満足できない結果でも、時間が経った後はどうでしょうか。往々にして、賢い行動は愚かに見え、愚かな行動は賢く見えるものです。長期投資をすると決めたのなら、長期投資家以外の助言には耳を塞ぐべきでしょう。

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 第9期運用報告書が届きました。サブプライム問題による信用収縮で、ファンド資産も手痛い打撃を被りましたが、将来を見据えて投資戦略を練っているようです。今後の運用方針では、「消費者に選ばれる企業」で構成された純度の高いポートフォリオを実現するとされていました。これがどのような企業なのか、第9期の主要な買付銘柄を見ると、このようになっています。

 トヨタ自動車、コマツ、シャープ、花王、テルモ、クボタ、武田薬品、ユニ・チャーム、デンソー、新日本製鐵

 各市場で高いシェアを握り、かつ収益力も高い企業ばかりです。これらは、現在の上位組入銘柄に顔を出していると思います。投資の基本は、誰も知らない大穴の企業を当てることではなく、誰もが知っている本命の企業を安く手に入れることだ、ということでしょう。その意味で、どちらかというと穴馬に近い企業を売って、資金を本命に集中しているということだと思います。

 また、投資の基本方針では、「円高に大きく振れた時などは、世界経済全般のファンダメンタルズ分析をベースに、各国の景気サイクルのズレにも投資チャンスを積極的に求める考えです。」とされていました。

 外国株式にも投資できる設計になっていることは知っていましたが、今後、アメリカ経済の低迷を受けてドルと米国株が売られる局面が出てくると、安く売り叩かれたアメリカの優良企業を買うことがあるのかもしれません。その際、どのような企業がポートフォリオに加わるのかは、興味をひかれます。

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 インフレ・原油高から、さわかみファンドがテーマにしていると思われる「環境」関連に株式市場の目が向き始めています。なかでも電池銘柄は最近の物色のテーマになっているようで、古河電池、ジーエス・ユアサといった銘柄に、未だ業績の裏付けがないにも関わらず資金が流入しています。

 ジーエス・ユアサはさわかみファンドの組入銘柄だと記憶していたので、5月30日と6月13日の運用状況を見てみました。すると案の定、少しずつ売り上がっている様子がうかがえました。240万株から190万株へと、保有株数が減少しています。

 こちらは「ごめんなさい売り」ではなく、「ありがとう売り」でしょう。こんなに高値で買い取ってもらって、「ありがとう」ということだと思います。なぜなら、さわかみファンドは単に株価が上がったというだけで売るような真似はしないからです。株価が上がっても、それが業績に裏付けられたものであれば、きちんと保有を続けています。これは、住友金属工業という銘柄を見れば一目瞭然です。同社の株価はコストの8倍にも達していますが、ずっと保有株数は変わっていません。

 ジーエス・ユアサの場合、今後に電池の需要増があり業績が急拡大する可能性もありますが、今のところは単なる期待感で買われているだけであり、経済的な裏付けはないということでしょう。もっとも、ここがさわかみファンドの強かなところですが、全ての保有株を一気に売るような真似もしていません。静かに少しずつ売り上がっているだけです。これで近い将来、業績の裏付けができてきたとしても、残った保有株式がそれを反映してくれます。どう転ぶか分からない将来をにらみながら、どちらに転んでも良いような運用をしているようですね。

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